母親から採血し、血清中に存在する胎児・胎盤由来の成分を測定する方法です。
妊娠初期~中期ごろに検査できます。
この方法も超音波断層法と同じく、的中率はそんなに高くないです。なので確定診断には侵襲的検査が必要になります。
血清マーカー検査で分かるのは、ダウン症候群(21番染色体トリソミー)、18番染色体トリソミー、開放性神経管奇形です。
・どんなマーカーを調べるのか?
AFP (α-fetoprotein) :胎児期に主に肝臓で作られるタンパク質
hCG (human chorionic gonadotropin):胎盤から分泌されるホルモン
u-E3 (unconjugated estriol):エストロゲンの一種。胎児の副腎皮質、肝臓、胎盤から作られるホルモン
インヒビンA (inhibin A):胎盤から分泌されるホルモン
これらのタンパク質の量を調べ、基準値と比べて異常がないかをチェックします。
AFP、hCG、u-E3の3つについて調べる検査を「トリプルマーカー検査」、AFP、hCG、u-E3、インヒビンAの4つを調べる検査を「クアトロマーカー検査」といいます。
・費用は?
保険がきかないので病院によって費用は異なりますが、2万円くらいのところが多いようです。
私が行った病院も2万円くらいでした(私はやっていませんが)。